大人の為の部活系ゴスペルSatisfy My Soul(サティマイ)です。大阪中津・豊中・神戸元町・京都・博多天神・東京高田馬場・名古屋で練習しています♪

Anthem Of Praise / Richard Smallwood & the Vision

ゴスペル・スタディ

聖書の中でもとくに有名な詩篇150の壮大さを表現

詩篇150篇はとても多くのゴスペル曲で歌われています。その言葉は壮大で力強く、また神への賛美に「音楽」というものがとても重要であることが伝えられています。コロナ禍で音楽が「不要」とされた辛い時期がありましたが、多くのゴスペラーは詩篇のこの言葉に支えられ、諦めずに頑張れたんじゃないでしょうか?

この曲が収録されているアルバム「Persuaded: Live in D.C.」は、2001年8月7日にリリースされました。録音場所は、メリーランド州ランドオーバーのジェリコ・シティ・オブ・プレイズです​ 。

当時(2001年)は今のようにYoutubeもサブスクで音楽を聴けるツールも無かったので、「WOW GOSPEL」 という毎年出るシリーズもののコンピレーション・アルバムを聴いて、その中から気に入った曲の入っているアルバムを直接アメリカのレコード販売サイトに注文していました。

映像も当時はまだDVDではなくVHSのビデオテープでした。下にYoutube映像を貼り付けていますが、この曲の映像で「プレイズ・ダンス(ゴスペルに合わせて踊りで表現するコンテンポラリー・ダンス)」というものを初めて観て、見よう見まねでダンス・チームを組んでライブでやった記憶があります。(とにかくこの当時のビデオは同じところを何回も観るせいで、特定の箇所だけテープが伸びてしまってるものが多いです。)

聖書に紐づけた歌詞の解説

この歌詞解説は、「こう解釈すべきだ」というようなものではなく、BEE校長が長年の興味として行っている 1行ごとに聖句に照らし合わせてみたら、そこには個別の意味が存在するんじゃないかという「検証」です。 これによりサティマイのメンバーさんが曲を歌う時の「景色」や「色」に繋がればいいなと思い書いています。


Praise Him with the timbrel and dance
Praise Him with the sound of the trumpet
Praise Him with the psaltry and harp
Let everything that hath breath praise the Lord

  • タンバリンとダンスで賛美せよ:この行は詩篇150篇4節と関連しています。そこには、「タンバリンで賛美し、ダンスで讃えよ。弦楽器とオルガンで賛美せよ」と書かれています。聖書では、タンバリン(一種の手鼓)とダンスは喜びや礼拝の表現としてしばしば使われました。
  • トランペットの音で賛美せよ:これは詩篇150篇3節を反映しており、「トランペットの音で賛美せよ」とあります。聖書の時代のトランペットは、音楽的な目的だけでなく、合図や儀式の際にも使われ、重要な何かを告げるシンボルでした。
  • サルトリーとハープで賛美せよ:これは詩篇33篇2節に反映されています。「ハープで主を賛美し、十弦の楽器と共に歌え」とあります。サルトリーとハープは、礼拝で使われる古代の弦楽器でした。
  • 息吹のあるものは皆主を賛美せよ:これは詩篇150篇6節の直接の引用です。「息吹のあるものは皆、主を賛美せよ」とあります。これは、全ての生きとし生けるものに神を賛美するよう呼びかけています。

Praise Him with timbrel and dance
Praise Him on the high sounding symbals
Praise Him with stringed instruments
Let everything that hath breath praise the Lord

  • 大きなシンバルで賛美せよ:これも詩篇150篇5節ですね。「大きなシンバルで賛美し、響き渡るシンバルで讃えよ」とあります。シンバルは、その大きく響く音で知られ、聖書の時代には礼拝で喜びと活気ある音を加えるために使用されました。
  • 弦楽器で賛美せよ:このフレーズは直接的な引用ではありませんが、詩篇150篇の精神を反映しており、詩篇33:2「ハープで主を賛美し、十弦の楽器で彼に歌え」といった他の詩篇にも類似した感情が見られます。弦楽器は聖書における音楽礼拝の中心的な部分でした。

この部分の歌詞には、楽器やダンスを使って賛美するような指示が含まれています。これらの行は、特に聖書の詩篇の一節を反映しています。

O magnify the Lord
Magnify the Lord with me
Magnify the Lord
Magnify the Lord with me
Magnify the Lord
Manify the Lord with me
Magnify the Lord
Let us exalt His name together

O be joyful all ye people
O be joyful and clap your hands
(10x)

  1. 主を大いに讃えよ / 私と共に主を大いに讃えよ / 一緒に彼の名を高くあげよう: これは詩篇34:3を思わせます。「主を大いに讃えよ、私と共に彼の名を高くあげよう」と書かれています。聖書において、「大いに讃える」ことは、神を賞賛し、彼の偉大さを知らしめることを意味します。「彼の名を高くあげる」とは、賞賛の中で彼を挙げ、彼の至高の権威と栄光を認めることです。
  2. 喜びなさい、民よ、皆 / 喜び手をたたきなさい: これは詩篇47:1「喜びの声をもって神に向かって叫び、手をたたきなさい、すべての民よ」という節を反映しています。これは、神に敬意を表して全世界が喜びと祝賀をするよう呼びかけています。手をたたくことや叫ぶことは、喜びや勝利を表現する伝統的な方法で、共同での祝賀や礼拝を象徴しています。

これらの歌詞の行は、共同の礼拝と集団的な神賛美の行為を強調しています。

Oh…..Praise Him (7x)
Oh…..Praise His name

Lift Him up
[Key change(3) after every 8th]

ゴスペル音楽における「Lift Him up」(彼を高く挙げよ)というフレーズは、神を賞賛し、尊敬する行為を指します。

  • 詩篇: 詩篇には、神の名を高く挙げたり、神を讃えることについて多く語られています。例えば、詩篇145:1では「わが神、王よ、私はあなたを高く讃え、とこしえにあなたの名を祝福しよう」とあります。「高く讃える」や「挙げる」はこの文脈では、神の偉大さと主権を賞賛し認めることを意味します。
  • 神の威光と力を讃える: 神を高く挙げるという考え方は、また、神の威光と力を認識し、それを宣言することにも関連しています。これは礼拝や祈りの中でよく表現され、神がすべての地上や霊的な力よりも優れていることを認めることです。
  • 集団礼拝への奨励: 「彼を高く挙げよ」というのは、集団での礼拝を奨励する呼びかけとしても解釈できます。これはキリスト教の集会で一般的なテーマであり、共同の礼拝において神の名を高く挙げることの重要性を強調しています。

神を高く挙げるという概念は、キリスト教の礼拝の中心に位置し、賞賛の行為と信者の生活や世界における神の至上の地位を認識することの象徴です。

Let everything that hath breath praise Him
Let everything that hath breath praise Him
Let everything that hath breath praise the Lord

上と重複しますがいろんな曲のタイトルにもなっている言葉「息あるものはすべて、彼を賛美せよ」は、聖書の詩篇150篇6節に直接言及しています。そこには「息あるものはすべて主を賛美せよ。ハレルヤ」と記されています。この節は、すべての生きとし生けるものに神を賛美するよう呼びかけています。

  • 万物に対する賛美の呼びかけ:この節は、息を持つすべての生き物、つまりすべての生命に、神を賛美するよう呼び掛けています。これは、神の創造の普遍性と、すべての生命に対する彼の主権を認識しています。
  • 生命の象徴としての息:聖書において、息はしばしば神によって与えられた生命そのものの象徴とされています。この節は、神から生命の贈り物を受けたすべての生き物が、彼を賛美するよう呼ばれていることを意味しています。
  • 賛美という本質的な目的:また、この節は、創造されたすべての存在が神を賛美することが本質的な目的であるとも解釈できます。これは礼拝を通じて神の栄光と威厳を認識することです。
  • 詩篇の結び詩篇150篇は詩篇の最後の篇であり、この節は全集の強力な結論として機能します。これは、詩篇の中心的なテーマである神の賛美と礼拝を要約しています。