Nobody Knows the Trouble I’ve Seen / 誰も知らない私の悩み
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黒人霊歌の名作!深い悲しみと深い喜びが共存する曲です。
無理矢理歌詞解説(和訳)
この歌詞解説は、「こう解釈すべきだ」というようなものではなく、BEE校長が長年の興味として行っている 1行ごとに聖句に照らし合わせてみたら、そこには個別の意味が存在するんじゃないかという「検証」です。 これによりサティマイのメンバーさんが曲を歌う時の「景色」や「色」に繋がればいいなと思い書いています。
- “Nobody knows the trouble I’ve seen Nobody knows but Jesus”
「私が味わった苦悩を知る者はいない、イエス以外には」- ペテロの手紙一 5章7節。「あなたがたのすべての心配事を神に委ねなさい。なぜなら、神はあなたがたのことを心配してくださっているからです。」
- この歌詞は、人生の苦悩や挑戦を完全に理解し、共感できるのはイエス・キリストだけであるという信者の確信を表しています。信者は、自分のすべての悩みや苦悩をイエスに委ねることで、心の平安を得ることができます。
- “Glory hallelujah!”
「栄光、ハレルヤ!」- 黙示録19章1節。「これらのことの後、私は大きな群衆のような声が天から聞こえるのを聞きました。彼らは言いました、『ハレルヤ!救いと栄光と力は私たちの神のものです』」
- 苦悩の中でも、神の栄光を讃え、神への信頼を保つことの重要性を表しています。天国における最終的な勝利と救済を確信し、神の恵みに感謝する心情が込められています。
この歌は、信者が直面する人生の苦難を神へ委ね、神の恵みと救いを信じることの大切さを伝えています。苦悩の中にあっても、イエス・キリストへの信頼を失わず、神の栄光を讃えることで、心の平安と喜びを見出すことができるメッセージが込められています。
- “Nobody knows the trouble I’ve seen Nobody knows my sorrow”
「私の見てきた苦労を理解する人はいない、私の抱える悲しみを共感する人もいない」- 詩篇38篇9節。「主よ、私の心の願いはすべてあなたに明らかです。私のため息はあなたに隠れていません」。
- 人々が自分の苦労や悲しみを完全に理解してくれることはないかもしれませんが、聖書は神が私たち一人ひとりの苦しみや願いを深く理解し、心に寄り添ってくれることを教えています。
- “Nobody knows the trouble I’ve seen Glory hallelujah!”
「私が経験した苦労を知る人はいない、でも栄光あれ、ハレルヤ!」- ヤコブの手紙1章2-3節。「兄弟たちよ、さまざまな試練に遭遇しても、それを純粋な喜びと考えなさい」。
- この部分は、どんなに深い苦しみの中にあっても、神の恵みと栄光を讃える信仰の強さを示しています。試練を乗り越える中でさえ、神への感謝と讃美を忘れない心が表現されています。
- Sometimes I’m up, sometimes I’m down Oh, yes, Lord”
「時には健やかな時も、時には落ち込むときも・・・おお主よ」- 詩篇42篇5節。「なぜ、わたしの魂は落ち込んでおり、なぜ、わたしの内で騒いでいるのか。神を待ち望め。わたしはなおも、わたしの救いであり、わたしの顔の輝きである神をたたえるからだ」。
- 人生の起伏を経験する中で、信者は時には挑戦に直面し、落ち込むことがありますが、神に対する信頼と希望を保つことで、再び立ち上がる力を見いだすことができます。
- “Sometimes I’m almost to the ground Oh, yes, Lord”
「ほとんど地に伏している時でさえ ・・・ああ、主よ」- 2コリント人への手紙4章9節。「迫害を受けても見捨てられず、打ち倒されても滅びず」。
- 信者が絶望的な状況に直面しても、神は決して彼らを見捨てることはありません。どんなに困難な状況でも、神の恵みによって支えられ、立ち直ることができます。
人生の不確かな時期と、その中での神への信頼と確信を表しています。信者は、人生の高低にかかわらず、神が常に彼らと共におり、支えとなることを信じています。どれだけ苦しい時でも、神への確固たる信仰を通して、希望と慰めを見出すことができるメッセージが込められています。
- “If you get there before I do Oh, yes, Lord”
「もし君が私より先にそこ(天国)に着いたら 」- ヨハネによる福音書14章2-3節。「わたしの父の家には多くの住まいがあります。…わたしが行ってあなた方のために場所を用意し、再び来て、あなた方をわたしのもとに迎えます。」
- この歌詞は、いろんな黒人霊歌の歌詞として用いられています。例えば「Swing Low, Sweet Chariot」でも同じ歌詞が使われています。これは他の黒人霊歌と同様に天国への希望と期待を表現しています。イエス・キリストが信者のために天国で場所を用意しており、信者が最終的には神と共に永遠に暮らすことを期待しています。
- “Tell all-a my friends I’m coming to HEAVEN! Oh, yes, Lord”
「私のすべての友人に伝えておいて、私は天国に向かっていると! ああ、主よ」- テサロニケ人への第一の手紙4章17節。「その後、私たちは生きて残っている者が、主と共に空中で彼らと一緒に迎えられ、こうして主といつも共にいることになります。」
- 信者は、イエス・キリストの再臨時に天国へと迎えられることを喜びと期待しています。この歌詞は、天国への旅と、そこで愛する人々と再会する希望を表しています。
この部分の歌詞は、天国への深い憧れと、そこでの再会を楽しみにしている信者の心情を反映しています。天国は、神の子供たちが最終的に神と共に永遠の命を享受する場所として、信者にとって最大の希望と慰めの源です。信者は、この地上の生活を終えた後、天国で愛する人々とともに神の栄光の中で永遠に生きることを心から期待しています。
投稿者
kingbee33@gmail.com