大人の為の部活系ゴスペルSatisfy My Soul(サティマイ)です。大阪中津・豊中・神戸元町・京都・博多天神・東京高田馬場・名古屋で練習しています♪

Why We Sing / Kirk Franklin & The Family

ゴスペル・スタディ

カーク・フランクリンを世に送り出した名曲

この曲は、カーク・フランクリンが1992年に「ザ・ファミリー」という17人の歌手から成るクワイアを結成した際の初期作品です。このクワイアはフランクリンの友人たちで構成されていました。彼らは活動開始後すぐにGospoCentricレコードレーベルと契約しました。1993年までに「カーク・フランクリン&ザ・ファミリー」として広く知られるようになり、1992年7月25日にテキサス州フォートワースのグレース・テンプル・セブンスデー・アドベンチスト教会で録音されたデビューアルバム「カーク・フランクリン・アンド・ザ・ファミリー(ライブ)」をリリースしました。このアルバムは1993年にトラディショナル・ゴスペル・アルバム・オブ・ザ・イヤーのGMAダヴ賞を受賞し、プラチナ認定を受け、ビルボードのトップ・ゴスペル・アルバム・チャートで42週連続1位を獲得しました。このアルバムの最初の曲が「Why We Sing」です。

『Why We Sing』は、ノバスコシア州出身のシヴィラ・D・マーティン(1866-1948)による1905年の楽曲『His Eye Is on the Sparrow』をモチーフにしています。フランクリンはマーティンのリフレインの言葉を直接引用しており、マーティンの詩はイエスとの親密な関係、特に「変わらぬ友人」としての彼の存在に焦点を当てています。

ブロードウェイ・シンガー「ビリー・ポーター」のカヴァーも秀逸です。

無理やり歌詞解説(和訳)

この歌詞解説は、「こう解釈すべきだ」というようなものではなく、BEE校長が長年の興味として行っている 1行ごとに聖句に照らし合わせてみたら、そこには個別の意味が存在するんじゃないかという「検証」です。 これによりサティマイのメンバーさんが曲を歌う時の「景色」や「色」に繋がればいいなと思い書いています。


Someone asked the question Why do we sing?
誰かが質問した なぜ私たちは歌うのか?

When we lift our hands to Jesus What do we really mean?
イエスに手を挙げる時 本当の意味は何か?

詩篇 63:4「そこで、わたしは生きている間、あなたの名をたたえ、手をあげてあなたを拝みます。」

この歌詞は、ゴスペル音楽の中で、信仰を表現する方法としての歌と礼拝の重要性を問いかけています。詩篇 63:4は、「手を挙げて神を拝む」という行為が、感謝と敬意の表現であることを示しています。この行為は、神に対する愛や信仰を示す象徴的なジェスチャーとして解釈されます。この歌詞と聖書の箇所は、信仰を通じて神との関係を深めるための礼拝と音楽の役割を浮き彫りにしています。

Someone may be wondering When we sing our song
誰かが不思議に思うかもしれない 私たちが歌を歌う時

At times we maybe crying. And nothings even wrong
時には私たちは泣いているかもしれない 何も悪いことはないのに

ローマ人への手紙 12:15 「人々と共に喜び、泣きなさい。」

この歌詞は、ゴスペル音楽が感情の豊かさを表現する手段であることを示唆しています。特に、歌を通して感情が高まり、喜びや悲しみが表れることがあります。ローマ人への手紙 12:15は、他人の喜びや悲しみに共感することの重要性を説いており、これはゴスペルでは当たり前に行うことです。歌いながら涙を流す行為は心の奥深い部分からの表現であり、必ずしも悲しみだけでなく感動や感謝の気持ちを表すこともあります。この歌詞は、ゴスペル音楽が人々の心に響く理由の一つを表しています。

I sing because I’m happy I sing because I’m free
私は幸せだから歌う 自由だから歌う

His eye’s on the sparrow That’s the reason why I sing
彼の目は雀に注がれている それが私が歌う理由

Glory, hallelujah You’re the reason why I sing
栄光、ハレルヤ あなたが私が歌う理由

Glory, hallelujah You’re the reason why I sing
栄光、ハレルヤ あなたが私が歌う理由

マタイによる福音書 10:29-31
「二羽の雀が一アサリオンで売られていることをあなたがたは知っていますが、あなたがたの父の許しを得ずには、その一羽も地に落ちることはありません。あなたがたの頭の毛までも全て数えられています。ですから、恐れることはありません。あなたがたは多くの雀よりも、はるかに尊いのです。」

この歌詞は、幸福と自由を神の恵みとして歌う喜びを表現しています。特に、「His eye’s on the sparrow」の部分は、神が最も小さな生き物である雀にさえ目を配っているというマタイによる福音書の教えに基づいています。これは、神が私たち一人ひとりに細心の注意を払っており、私たちの価値を認識していることを示唆しています。この信念が「私は幸せだから歌う、自由だから歌う」という歌詞の根底にあり、神への感謝と賛美を表しています。「Glory, hallelujah」と繰り返される部分は、この喜びと感謝を神に向けて表現することを強調しています。

And when the song is over, We’ve all said Amen
そして歌が終わった時、私たちは皆アーメンと言う

And your heart just keep on singing And the song will never end
そしてあなたの心は歌い続ける そしてその歌は決して終わらない

エペソ人への手紙 5:19
「詩と賛美と霊の歌をもって、心から主に向かって歌い、賛美しなさい。」

And if somebody asks you Was it just a show?
そして誰かがあなたに尋ねたら それはただのショーだったのかと

Lift your hands and be a witness, And tell the whole world, “No”
手を挙げて証人になり、全世界に「ノー」と言いなさい

使徒の働き 1:8
「しかし、聖霊があなたがたに下ると、あなたがたは力を受け、エルサレム、ユダヤ全土、サマリア、そして地の果てまで、わたしの証人となるでしょう。」

And when we cross that river, To study war no more
そして私たちがその川を渡る時、もはや戦争を学ばないために

We will sing our song to Jesus The one whom we adore
私たちは愛するイエスに向かって私たちの歌を歌うでしょう

ヨハネの黙示録 15:3
「彼らは神のしもべモーセの歌と小羊の歌を歌い、言いました、「主よ、全能の神よ、あなたの業は大いなるもので驚くべきものです。」

この歌詞は、ゴスペル音楽がただの娯楽ではなく、信仰と霊性を表現する手段であることを強調しています。エペソ人への手紙では、心からの歌と賛美が奨励されており、これはゴスペル音楽の中心的な要素です。また、使徒の働きでは、信仰の証人として立ち上がることの重要性が語られています。これは、「No」と答える勇気を持つことで、信仰への真剣な姿勢を示すことにつながります。最後の節は、平和と神への賛美を願う心を表しており、ヨハネの黙示録に登場する「小羊の歌」のような、天国で歌われる歌を象徴しています。これらの歌詞は、ゴスペル音楽が信仰とともにある人生において重要な役割を果たすことを示しています。