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日本ではヨドバシカメラやCMで有名な曲

リパブリック讃歌(Battle Hymn of the Republic)」は、アメリカ南北戦争時代の1861年にジュリア・ワード・ハウ(Julia Ward Howe)によって作詞された曲です。彼女はワシントンD.C.を訪れた際に、戦争の厳しさと長期化を目の当たりにし、その経験がこの曲の制作に大きな影響を与えました​

この歌詞は、聖書の物語とアメリカの精神を象徴する言葉で綴られており、自由のために戦う壮大なメッセージを伝えています。

ハウが作詞した背景には、実際に戦場を訪れた経験や、当時の社会的な動きが深く関わっています。彼女は特に、奴隷制度の廃止という当時の重要な社会問題に対して、この歌を通じて強いメッセージを発信しました。歌詞中に「神の真実は進行中である」というフレーズが繰り返され、正義と自由のための闘いを力強く訴えかけています​。

この曲は、アメリカの公民権運動やその他の政治的な集会で頻繁に歌われ、アメリカ合衆国の精神性と歴史の象徴として広く認識されています。ジュリア・ワード・ハウのこの楽曲は、アメリカ国内だけでなく、世界中で自由や正義を求める人々に影響を与え続けています。

歌詞和訳&解説

Mine eyes have seen the glory of the coming of the Lord:
我が目は主の来臨の栄光を見た

“Truly I tell you, some who are standing here will not taste death before they see the Son of Man coming in His kingdom.”
「まことにあなたがたに言います。人の子がその王国のうちに来るのを見るまでは、ここに立っている者の中には決して死を味わわない者がいます。」
(マタイの福音書 16:28)

He is trampling out the vintage where the grapes of wrath are stored:
彼は怒りの葡萄が蓄えられた場所で、ヴィンテージを踏みつぶしている

“The angel swung his sickle on the earth, gathered its grapes, and threw them into the great winepress of God’s wrath.”
「御使いはそのかまで地を刈り取り、地の葡萄を収穫し、それを神の怒りの大酒ぶねに投げ入れました。」
(ヨハネの黙示録 14:19)

He hath loosed the fateful lightning of His terrible swift sword:
彼はその恐ろしい迅速な剣の運命的な稲妻を解き放った

“Coming out of His mouth is a sharp sword with which to strike down the nations.”
「彼の口からは、諸国の民を打つための鋭い剣が出ていました。」
(ヨハネの黙示録 19:15)

His truth is marching on:
彼の真理は行進を続けている

“Your word is a lamp for my feet, a light on my path.”
「あなたの御言葉は、私の足のともしび、私の道の光です。」
(詩編 119:105)


この歌詞は、神が正義と真理をもたらすために世に来られる様子を力強く表現しています。怒りの葡萄や迅速な剣のイメージは、神の裁きと救いの時を示唆しています。しかし、この表現は単に恐怖を与えるものではなく、私たちに希望を与えます。

Glory, glory, hallelujah!
栄光、栄光、ハレルヤ!

“Who will not fear you, Lord, and bring glory to your name? For you alone are holy. All nations will come and worship before you, for your righteous acts have been revealed.”
「主よ、だれがあなたを恐れず、あなたの御名をあがめないでしょうか。あなたこそ聖なる方だからです。すべての国々が来て、あなたの前にひれ伏して礼拝するでしょう。あなたの正しいさばきが現れたからです。」
(ヨハネの黙示録 15:4)

His truth is marching on.
彼の真理は行進を続けている

“For the word of the Lord is right and true; He is faithful in all He does.”
「まことに、主の御言葉は正しく、主のなさることには真実がある。」
(詩編 33:4)


この歌詞は、神の栄光と真理がどんな時でも変わらずに力強く進み続けることを称えています。歌の「ハレルヤ!」という感嘆の言葉は、神の偉大さへの喜びと感謝の表れです。そして、神の真理が行進し続けるという表現は、私たちがどのような状況にあっても、神の愛と正義が私たちの中に確かに存在するという希望を示唆します。

I have seen Him in the watch-fires of a hundred circling camps,
私は彼を百のキャンプの監視の火の中に見た

“The Lord will be a wall of fire around it and the glory within it.”
「わたしはその周りに火の城壁となり、その中で栄光を現す。」
(ゼカリヤ書 2:5)

They have builded Him an altar in the evening dews and damps;
彼らは夕暮れの露と湿りの中で彼のために祭壇を築いた

“Then he built an altar there to the Lord and called upon the name of the Lord.”
「彼はそこに主のために祭壇を築き、主の御名を呼びました。」
(創世記 12:8)

I can read His righteous sentence by the dim and flaring lamps:
私は薄暗く燃えるランプの光で彼の正義の判決を読み取る

“The Lord reigns forever; He has established His throne for judgment.”
「主はとこしえにみくらに座し、さばきのためにみくらを固く立てられた。」
(詩編 9:7-8)

His day is marching on.
彼の日は行進を続けている

“For the great day of His wrath has come, and who can withstand it?”
「その大いなる怒りの日が来たのだ。だれがそれに耐えられようか。」
(ヨハネの黙示録 6:17)


この詩は、夜の見張りの中で神の存在が感じられ、彼に対する信仰が形となって現れる様子を描いています。夕暮れの祭壇やランプの灯りは、静かで厳粛な祈りの時間を象徴し、私たちが神の御心に目を向ける瞬間を表しています。「正義の判決」や「彼の日」とは、神の正義と、その計画が確実に成就していくことへの信頼を示しています。神が共にいてくださることを思い出すとき、私たちも不安や迷いに勝ち、安心して前に進む力を得ることができるでしょう。

I have read a fiery gospel writ in burnished rows of steel:
私は磨かれた鋼の列に書かれた燃え立つような福音を読んだ

“Is not my word like fire,” declares the Lord, “and like a hammer that breaks a rock in pieces?”
「わたしの言葉は火のようではないか。岩を砕く金槌のようではないか。」と主は仰せられる。
(エレミヤ書 23:29)

“As ye deal with my contemners, so with you my grace shall deal;
「あなたが私を軽んじる者たちにどう対するかによって、私の恵みもあなたに対する

“Blessed are the merciful, for they will be shown mercy.”
「あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるからです。」
(マタイの福音書 5:7)

Let the Hero, born of woman, crush the serpent with his heel,
女から生まれた英雄が、そのかかとで蛇を打ち砕かせよ

“He will crush your head, and you will strike his heel.”
「彼はあなたの頭を砕き、あなたは彼のかかとにかみつくであろう。」
(創世記 3:15)

Since God is marching on.
神が行進を続けているから

“The Lord will march out like a champion, like a warrior He will stir up His zeal.”
「主は勇士のように出て行き、戦士のように熱心を奮い起こす。」
(イザヤ書 42:13)


この歌詞は、戦いの中で神の正義と救いが進んでいく様子を象徴的に描いています。鋼の列に書かれた「燃え立つ福音」は、神の言葉が火のように力強く、私たちに変革をもたらす力があることを示しています。また、「英雄」が「蛇を打ち砕く」場面は、創世記の預言を思い起こさせ、神が悪を打ち破る力を持っていることを表しています。神の正義が確実に進んでいることを信じることで、私たちは希望を持ち、困難に立ち向かう

投稿者

kingbee33@gmail.com

Satisfy My Soul(略してサティマイ)です。私達は2006年結成、関西(大阪/ 神戸/ 京都)、関東(東京)、中部(名古屋栄)、九州(福岡博多)の4拠点で活動するゴスペル教室です。 コンセプトは「大人の部活」歌い方を教えてもらうだけでなく「自分がどう歌いたいのか?」自分の力で少しずつ掘り下げていきます。 大人になった今だからこそ夢中になれるものが欲しい!!そう思うあなたにぴったりのゴスペルスクールです。 ♪サティマイとは?→プロフィール ♪講師紹介→講師プロフィール ♪無料体験レッスン→申し込みフォーム ♪お問い合わせはこちら ♪お電話でのお問い合わせは→0120-949-386

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