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旧約聖書に出てくる有名な「ノアの箱舟」について歌われた歌

ノアの箱舟は、旧約聖書の「創世記」に書かれている物語で、特に「創世記6章~9章」に登場します。この話は、神と人間の関係、信仰、そして救いについて大切な教訓を伝えています。

1. 物語の背景:人間の堕落と神の悲しみ

ノアの物語が始まる前、人間たちはどんどん悪いことをするようになってしまいました。暴力や不正が広がり、神様はその様子を見て深く悲しみます。そして、神様は「このままではいけない」と考え、人間をリセットしようと決意します。ただ、そんな中でも神様は「義人(正しい人)」と呼ばれるノアに目を留めました。ノアは神を信じ、誠実で正しい生き方をしていたので、神様は彼を特別に救うことにしたのです。

2. ノアへの指示:箱舟を作るよう命じる

神様はノアに、大洪水を起こすと告げます。この洪水で地上の生き物が滅びることになりますが、ノアとその家族、そして動物たちを救うために「箱舟」を作るように指示します。箱舟は大きな船のようなもので、神様は細かい寸法まで指示して、どのように作ればよいか教えました。

ノアはその指示に忠実に従って、箱舟を作り始めました。周りの人々は、ノアが船を作っているのを見て、きっと不思議に思ったり、笑ったりしたかもしれません。でも、ノアは神様の言葉を信じて疑いませんでした。

3. 動物たちと家族を箱舟に

箱舟が完成した後、神様はノアに「各種類の動物をオスとメス一対ずつ(清い動物は七対)」集めて箱舟に入れるようにと指示しました。また、ノアの家族(妻と3人の息子とその妻たち)も箱舟に乗り込みます。これにより、洪水が来ても地上の生き物を新しく始められるように備えたのです。

4. 大洪水の到来

準備が整うと、神様は天から大雨を降らせ、40日40夜続けました。大地は水で覆われ、箱舟以外のすべてが水に沈んでしまいます。ノアと家族、動物たちは箱舟の中で守られ、無事に生き延びました。

5. 洪水の終息と新しい始まり

やがて雨が止み、水が少しずつ引いていきました。箱舟はアララト山の上に止まり、ノアは何度か鳩を放して地面が乾いたかを確かめます。最終的に鳩がオリーブの葉をくわえて戻ってきたことで、地上に植物が戻ってきたことがわかりました。こうしてノアと家族は箱舟を降り、再び地上で生活を始めることができました。

その後、神様は「二度と洪水で地上の生き物を滅ぼさない」と約束し、その証として空に「虹」をかけました。この虹は、神様と人間との約束の印として、今でも見ることができます。

ノアの箱舟の教訓

ノアの物語から学べる大切なことは、次の3つです。

  1. 信仰と従順:ノアは周りの人にどう思われようと、神様の言葉に従いました。私たちも、正しいことを信じる心を持ち続けることが大切です。
  2. 神の救い:神様は義なる者、信じる者を守ってくださいます。信仰を持って生きることが救いにつながることを教えてくれます。
  3. 新しい始まり:洪水の後、ノアとその家族が地上で新しい生活を始めるように、私たちも間違いや過ちを悔い改めることで、新しいスタートが切れるのです。

歌詞和訳&解説

Sop: Can’t you see the cloud gathering
ソプラノ:雲が集まっているのが見えませんか?
1列王記18:44
“It came to pass at the seventh time, that he said, Behold, there ariseth a little cloud out of the sea, like a man’s hand.”
“七度目に彼は、「見よ、海から人の手ほどの小さな雲が上ってきます」と言った。”

エリヤの物語のように、雲の集まりは、変化が近づいている兆しであることを表します。この雲が雨を呼び、乾ききった大地に命を与えるように、私たちも新しい出来事や変化が始まる前兆を受け取り、心を準備して待つことが大切です。


Alto: Don’t let it be said too late
アルト:遅すぎたとは言わせないでください
ヘブル人への手紙3:15
“While it is said, To day if ye will hear his voice, harden not your hearts, as in the provocation.”
“「きょう、もし御声を聞くならば、心をかたくなにしてはならない」と言われています。”

神の呼びかけに応じることは、今この瞬間にしかできないことです。後回しにするのではなく、「今」こそ心を開き、前向きに神の導きに従う勇気を持つように促されています。


Tenor: There’s a brand new feeling in the air
テナー:新しい感覚が空気中に漂っています
イザヤ書43:19
“Behold, I will do a new thing; now it shall spring forth; shall ye not know it?”
“見よ、わたしは新しいことをする。今、それが芽生えている。あなたがたはそれを知らないのか?”

神が「新しいこと」を行うとき、それは希望と再生の始まりを意味します。私たちの心にも「新しい感覚」が湧いてくるとき、未来に向けての道が開かれていると感じることができるでしょう。


Bass: Better run to the ark, before the rain starts
バス:雨が降り始める前に、箱舟に急いで行きましょう
創世記7:1
“And the Lord said unto Noah, Come thou and all thy house into the ark; for thee have I seen righteous before me in this generation.”
“主はノアに言われた。「あなたとあなたの家族は皆、箱舟に入りなさい。あなたはこの時代にあって、私の前に正しいと認められているからです。」”

ノアの物語のように、危機が迫る前に神が備えをさせてくださることがあります。箱舟に急いで向かうように、私たちも神の守りと導きに向かって一歩踏み出しましょう。


Lead: You better come on in this house, it’s gonna rain
リード:さあ、この家に入りなさい。雨が降るから
関連する聖書の箇所: マタイの福音書24:37–39
“For as the days of Noah were, so shall also the coming of the Son of man be… they knew not until the flood came, and took them all away; so shall also the coming of the Son of man be.”
“ノアの時のように、人の子の来るのも同様である。…洪水が来て皆をさらうまで、彼らは何も知らなかったのです。”

解説: ノアの時代、神の警告を聞かなかった人々は突然の洪水に飲み込まれました。ここでは、「家に入る」ことは神の守りを求めることを意味しています。神が与える安全な場所に行くように招かれているのです。今すぐ神の声に応じることが大切です。


Choir: It’s gonna rain. (repeat)
クワイア:雨が降るでしょう(繰り返し)
関連する聖書の箇所: 創世記6:17
“And, behold, I, even I, do bring a flood of waters upon the earth, to destroy all flesh, wherein is the breath of life, from under heaven; and every thing that is in the earth shall die.”
“見よ、わたしは地の上に洪水をもたらし、すべて命のある肉なるものを滅ぼす。”

解説: 雨の降る兆しがあるとき、心の準備も必要です。歌詞が繰り返されるように、神は私たちに幾度も警告し、愛と導きを示してくれます。神の保護の下に逃れましょう。


Lead: Doors have been
リード:扉が

Choir: Opened wide open
クワイア:大きく開かれました
ヨハネの福音書10:9
“I am the door: by me if any man enter in, he shall be saved, and shall go in and out, and find pasture.”
“わたしは門です。誰でもわたしを通って入るなら救われ、出入りして牧草を見つけるでしょう。”

神は常に「開かれた扉」として、私たちが心を開いて入ってくることを待っておられます。扉が開かれているのは、今こそが救いに応じる時であることを示しています。この扉を通ることで、真の平和と救いを見つけられるでしょう。


Just call his name
その名を呼びなさい
ローマ人への手紙10:13
“For whosoever shall call upon the name of the Lord shall be saved.”
“主の名を呼び求める者は皆、救われるからです。”

神の名前を呼ぶとき、神は私たちに応えてくださいます。この歌詞は、どんな時でも神を呼び求めることで希望があると伝えています。勇気を持ってその名を呼び、信頼してみましょう。


Don’t wait too late because
遅くなりすぎないように
イザヤ書55:6
“Seek ye the Lord while he may be found, call ye upon him while he is near:”
“主を見いだせる間に求めよ。近くにおられるうちに呼び求めよ。”

今こそ神を求めるべき時です。「遅すぎる」前に、神の導きを受け入れることが大切です。今、神に近づくことで、人生に新たな安心と目的が見えてくるでしょう。


Come on follow me, It’s gonna rain (repeat)
さあ、私についてきてください。雨が降るから(繰り返し)
マタイの福音書16:24
“Then said Jesus unto his disciples, If any man will come after me, let him deny himself, and take up his cross, and follow me.”
“それからイエスは弟子たちに言われた、「わたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を取り、わたしに従って来なさい」”

神の導きに従うことは、時に困難に見えるかもしれませんが、その先には安心と祝福があります。この歌詞は、信頼し、神の道を選ぶことが安全で豊かな未来につながることを思い出させてくれます。

投稿者

kingbee33@gmail.com

Satisfy My Soul(略してサティマイ)です。私達は2006年結成、関西(大阪/ 神戸/ 京都)、関東(東京)、中部(名古屋栄)、九州(福岡博多)の4拠点で活動するゴスペル教室です。 コンセプトは「大人の部活」歌い方を教えてもらうだけでなく「自分がどう歌いたいのか?」自分の力で少しずつ掘り下げていきます。 大人になった今だからこそ夢中になれるものが欲しい!!そう思うあなたにぴったりのゴスペルスクールです。 ♪サティマイとは?→プロフィール ♪講師紹介→講師プロフィール ♪無料体験レッスン→申し込みフォーム ♪お問い合わせはこちら ♪お電話でのお問い合わせは→0120-949-386

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