In The Sanctuary / Kurt Carr & The Kurt Carr Singers
名作「NO ONE ELSE」に匹敵するアルバム「Awesome Wonder」
正直、前回のアルバム『No One Else』を越える、もしくはそれに近づくことはまったく期待していなかったカート・カー・シンガーズにとって5枚目となるこのアルバム『Awesome Wonder』は、後味はまったく違うが前作と同等のボルテージで圧倒されたことを覚えています。(2000年9月発売)
カート・カー・シンガーズは、このアルバムで数名のメンバー・チェンジを行ってます。ロサンゼルス・マス・クワイア所属のベテランであるケシャ・イーリーの脱退後は、ニコール・ポッツが彼女の代わりを務め、コーリー・ブリッグスの脱退後はニュージャージー出身のトロイ・ブライトが彼の代わりを務めます。
ウェスト エンジェルス COGIC のクワイアがバックを務め、レコーディングは熱狂的な礼拝と賛美の歌「In The Sanctuary」から始まります。続いて、カート・カーとジャッキー・ボイド・デ・ラート率いる力強くも楽しい賛美歌「We declare war」、その後はニコール・ポッツ率いる美しい賛美歌「Oh My Soul Loves Jesus」です。そして、シェロン・ベネットとクワイア・オブ・ライフのメンバーであるティサ・ウィルスが率いる「I Almost Let Go」。次に、カート・カーと「礼拝と賛美のファーストレディ」と称されるジュディ・マカリスターがリードする、サルサ風味のホットな「We Offer You Praise」があり、この曲はアルベルト・サラスと彼のバンドが演奏します。そして、チャールズ・G・ヘイズとカート・カーによるダウン・ホームな「Jesus Can Work It Out」があり、シャーボンヌ・ウェルズが見事なアドリブでリードします。この後は、イベット・ウィリアムズが美しいリードで導く「Worship Medley」。そして、スタジオ録音盤のタイトル曲「Awesome Wonder」。この曲は熱いです!その後はイベット・ウィリアムズがリードする美しい「Blood Still Has Miraculous Power」、そしてジャッキー・ボイド=デ・ラートとニコール・ポッツがリードする灼熱のホット・ジャム「At All Times」が続きます。次に、アルバム全体で最も美しい曲「That’s Just the Way the Father Is」は、ニュージャージー出身のトロイ・ブライトがスムーズにリードし、アルバムの最後の「Set the Atmosphere」は主からの祝福を意味します。
いまこうして久しぶりに全曲聴きながら書いていると涙が出そうになりました。名作ですね、これも。
またも無理矢理こじつけ歌詞解説(和訳)
いつものごとく1行1行、聖書の聖句に無理矢理こじつけます。意外と腑に落ちるものも多いし、曲の背景や大きな世界観が見えてくるようで楽しい作業です。
- We lift our hands in the sanctuary”: 「私たちは聖地で手を上げます」
- 詩篇134篇2節。「夜の間、主の聖所に立つすべての者よ、手を上げて主をほめたたえよ」。この行は聖所での神への賛美と敬意を表現しています。
- 詩篇150篇1節「神の聖所で主をほめたたえよ、その力強い天で主をほめたたえよ」
- “We lift our hands to give You the glory”: 「あなたに栄光を捧げるために、私たちは手を上げます」
- 1列王記8章54節。「ソロモンが、主の前にひざまずき、天に向かって手を伸ばしていた」。この行は、神に対する栄光の表現を意味します。ちょっと無理あるか・・。
- “We lift our hands to give You the praise”: 「あなたを讃えるために、私たちは手を上げます」
- 詩篇63篇4節。「わたしはあなたをほめたたえるために、手を上げるだろう」。この行は神への賛美の行為を示しています。
- “And we will praise You for the rest of our days”: 「そして私たちは、残りの日々を通じてあなたを讃えます」
- 詩篇104篇33節。「わたしは生きている間じゅう、主に向かって歌をうたい」。これは生涯を通じて神を讃えるという決意を表しています。
- “Yes, we will praise You for the rest of our days”: 「そう、私たちは残りの日々を通じてあなたを讃えます」
これらの歌詞は、礼拝の場で神に対して賛美と栄光を捧げ、信者が生涯を通じて神を讃え続ける決意を表現しています。
- Jesus, we give You the praise”: 「イエス、私たちはあなたを賛美します」
- フィリピの信徒への手紙2章10-11節。「イエス・キリストの名において、天にいる者も、地にいる者も、地の下にいる者も、すべてひざをかがめるべきである」。イエス・キリストへの賛美が強調されています。
- “Emmanuel, we lift up Your name”: 「エマニュエル、私たちはあなたの名を高く掲げます」
- マタイによる福音書1章23節。「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産む。その名をエマニュエルと呼ぶ」。エマニュエルは「神は私たちと共にいる」という意味です。
- “Heavenly Father, coming Messiah”: 「天の父、来るべきメシア」
- イザヤ書9章6節。「われらのために子が生まれ、われらに子が与えられる」。神の父性とメシアとしてのイエスの役割が認識されています。
- “And we will praise You for the rest of our days Yes, will praise You for the rest of our days”: 「そして私たちは残りの日々を通じてあなたを賛美します、そう、残りの日々を通じてあなたを賛美します」
これらの歌詞は、イエス・キリスト、エマニュエル、天の父、来るべきメシアへの賛美を表現し、信者が生涯を通じて神を讃え続ける決意を示しています。
- We clap our hands in the sanctuary”: 「私たちは聖地で手をたたきます」
- 詩篇47篇1節。「すべての民よ、手をたたけ。喜びの声をもって神に向かって叫べ」。これは聖所で神に対する賛美と喜びを表現する行為です。
- “We clap our hands to give You the glory”: 「あなたに栄光を捧げるために、私たちは手をたたきます」
- 神に対する栄光と讃えを手をたたくことで表現するという意味です。聖書には直接対応する節はありませんが、神への栄光を捧げる行為は聖書全体を通じて一貫したテーマです。
- “We clap our hands to give You the praise”: 「あなたを讃えるために、私たちは手をたたきます」
- この行も、神への賛美を手をたたくことで表現するという意味です。詩篇や他の聖書の書において、賛美と感謝の表現としての手をたたく行為が見られます。
- We sing our song in the sanctuary”: 「私たちは聖所で歌を歌います」
- 詩篇150篇1節。「神の聖所で主をほめたたえよ、その力強い天で主をほめたたえよ」。聖所での神への賛美と歌を通じた礼拝が強調されています。
- “We sing our song to give You the glory”: 「あなたに栄光を捧げるために、私たちは歌を歌います」
- 神に栄光を捧げるための歌を歌うことを意味します。聖書には直接対応する節はありませんが、神への栄光を捧げることは聖書全体に渡って強調されています。
- “We sing our song to give You the praise”: 「あなたを讃えるために、私たちは歌を歌います」
- この行も、神への賛美を歌で表現することを意味します。詩篇や他の聖書の書には、賛美の歌が多く見られます。
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kingbee33@gmail.com