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ゴスペル単語辞典「HOSANNA」

ゴスペル・スタディ

「ホサナ」という言葉は、キリスト教およびユダヤ教の宗教的伝統に深く根ざしており、特にゴスペル音楽の歌詞でよく見られます。これは賛美と崇拝の言葉であり、その起源はヘブライ語聖書とキリスト教の新約聖書にさかのぼります。

元々のヘブライ語では、旧約聖書において、「ホサナ」(הוֹשִׁיעָה נָּא、ホシア-ナ)は文字通り「救ってください」という意味です。これは「救う(yasha)」と「お願いします(na)」という二つの単語から成り立っています。この表現は詩篇118:25に見られ、「主よ、お救いください。主よ、成功をお与えください」とあります。ここでは、救いや救済を求める叫びとして使われています。

この言葉は、新約聖書、特にイエス・キリストがエルサレムに凱旋入城する際の記述で少し異なる意味を持ちます。マタイによる福音書(21:9)、マルコによる福音書(11:9-10)、ルカによる福音書(19:38)、ヨハネによる福音書(12:13)において、人々はイエスがエルサレムに入る際に「ホサナ」と叫び、彼を約束されたメシアとして認識します。ここでは、「ホサナ」は救済の嘆願から、キリスト教の信仰における救世主としてのイエスの役割を宣言する賛美へと進化しています。

ゴスペル音楽において、「ホサナ」という言葉は、イエス・キリストを通じた救済に対する敬愛、賛美、喜びを表現するためによく使われます。これは、言葉が嘆願からキリスト教の信仰におけるイエスの救世主としての役割を宣言するものへと変化したことを反映している、深い感謝と畏敬の念を内包しています。