ローマの信徒への手紙 8:28 〜すべてのことは、私たちの益となるように〜
私たちの人生は、山あり谷ありの連続です。時には嬉しい出来事や成功体験に満ち溢れていますが、時には困難や挑戦が待ち受けていることも。しかし、ローマの信徒への手紙の中のこの一節は、それらの出来事が私たちにとって最終的には「益となる」という神の計画を信じることを教えています。
「私たちが知っていることは、すべてのことが、神を愛する人々、すなわち、彼の計画に従って召された人々の益となるように、働くことである。」
この聖句が伝えたいことは何か考えてみましょう。
まず、私たちの生活の中で起こる出来事や状況、それが良いものであれ、悪いものであれ、それらすべてが最終的には私たちの益となるように神が導いてくれているということです。それは神が私たちを愛しており、私たちが困難な状況に立たされても、それが最終的には何らかの方法で私たちの成長や福祉に寄与するように神が計画しているからです。
たとえば、雨の日に外出する予定があったのに、急に雨が降ってきて計画が狂ったとしましょう。その時には、雨を恨むかもしれません。しかし、その雨のおかげで、それまで気づかなかった新しい場所や経験をすることができたり、大事な人との価値ある時間を過ごすことができたとしたら、その雨は私たちの「益となる」と言えるのではないでしょうか。
私たちが生きる上で大切なのは、その瞬間瞬間の出来事や困難に囚われず、もっと大きな視点で物事を見ることです。そして、それがどのように私たちの人生や成長に影響を与えるのかを考えること。神が私たちに与えてくれる試練や困難、それはすべて私たちの成長や学びのためのものと捉えることができれば、どんな困難も乗り越えられる勇気と希望を持つことができるのです。
私たちがこの聖句を胸に、毎日の生活の中でのさまざまな出来事や困難を前向きに受け入れ、それを乗り越えることで更なる成長を遂げることを願っています。
投稿者
kingbee33@gmail.com