ヘブライ人への手紙 4:16 – 恵みの御座への信頼の接近
「だから、私たちも確信をもって恵みの御座に近づこう。そうすれば、適切なときに助けを受け、恵みを得ることができる。」
この聖句は、私たちの人生の中で経験するさまざまな困難や挑戦に対する答えとなるものを示唆しています。人は時として、迷いや疑問、不安に包まれることがあります。そのような瞬間、どこに向かって、どう対処すればよいのかわからなくなることも。
「恵みの御座に近づく」とは何か?
この「恵みの御座」とは、神の前の場所、すなわち神の恵みや慈しみが注がれる場所を意味します。人々が神の前に近づくことで、その恵みや慈しみを受け取ることができると言われています。この概念を現代の日常に例えるならば、深い悩みや問題を抱えたときに、親しい友人や家族の元へ足を運び、相談や助言を求める行為に似ています。
しかし、この「近づく」行為は、ただ物理的に場所へ向かうだけではなく、心の姿勢としての「確信」を持って行うことが大切であると聖句は強調しています。それは、真心で助けを求め、信頼してその場所に身を委ねることを示しています。
「適切なときに助けを受ける」
私たちが神に助けを求めるとき、それが即座に実現するわけではありません。しかし、この聖句は「適切なとき」という言葉で、神が私たちに最も必要な時に、確かな助けを与えてくれることを約束しています。
これは、植物が成長する過程を考えると良い例えになるかもしれません。種を植えた直後に花が咲くわけではありません。しかし、適切な土壌、水、日光のもとで、適切な時期に確実に花は咲くのです。同様に、私たちの人生も、すぐに解決しない問題や困難があるかもしれませんが、神の恵みのもとで、適切な時に必要な助けや答えが与えられると信じることができます。
最後に、この聖句は私たちに、どんな状況でも恐れずに神に接近することの大切さを教えています。そして、その接近によって得られる恵みや助けが、私たちの人生を豊かにしてくれることを約束しているのです。
投稿者
kingbee33@gmail.com