We’ve come this far by faith / Traditional 和訳

黒人教会の礼拝の始まりに歌われる定番曲
「We’ve Come This Far by Faith」は、1956年にアルバート・A・グッドソン(Albert A. Goodson)によって作詞・作曲されたゴスペルソングです。この曲は、シカゴのフェローシップ・バプティスト教会のラジオ聖歌隊によって初めて演奏されました。
曲の起源と教会での役割
アルバート・A・グッドソンは1933年にロサンゼルスで生まれ、シカゴに移り住んだ後、この賛美歌を作りました。彼は孤独と落胆の中で、このメロディーが浮かび、ピアノを弾きながらこの曲を作りました。この曲はすぐにアフリカ系アメリカ人のゴスペル音楽の定番となり、特にシカゴのゴスペルシーンで大きな影響を持ちました。この歌は、礼拝の重要な瞬間をマークするためにしばしば使用され、多くのアフリカ系アメリカ人の教会では、礼拝の開始時に「We’ve Come This Far by Faith」を歌い、終了時にはトーマス・A・ドーシーの「God Be with You」で締めくくることが一般的です。
代表的な録音
「We’ve Come This Far by Faith」の代表的な録音には以下のものがあります:
- Voices of Hope Choir: 1960年にサーストン・G・フレイジャーの指揮でリリースされた最初のアルバムに収録されています。
- Rev. Milton Biggham: このライブバージョンは、この賛美歌の共同体的で精霊に満ちた性質を捉えています。
- The Albert Goodson Singers: 作曲者自身が率いるグループで、グッドソンのピアノとオルガンの伴奏が特徴です 。
このように、「We’ve Come This Far by Faith」は、信仰と忍耐の賛美歌としてキリスト教コミュニティ内で重要な役割を果たし、アフリカ系アメリカ人のゴスペル音楽の伝統に深く根付いています。
無理やり和訳&解説
We have come this far by faith,
私たちは信仰によってここまで来ました
Leaning on the Lord,
主に寄りかかって
Trusting in His holy Word,
その聖なる御言葉を信頼して
He’s never failed us –yet.
主は一度も私たちを見捨てたことがありません
Oh, oh, oh, can’t turn around,
おお、振り返ることはできません
We’ve come this far by faith.
私たちは信仰によってここまで来ました
この歌詞は、信仰の道のりを強調し、神への信頼とその御言葉の信頼性を讃えています。以下の聖書の節が関連しています。
箴言 3:5-6
「心を尽くして主に信頼せよ。自分の悟りに頼るな。すべての道で主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」
この節は、神に全幅の信頼を置くことの重要性を強調しており、「主に寄りかかって」と「その聖なる御言葉を信頼して」という歌詞に関連しています。
ヘブル人への手紙 11:1
「信仰は、望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」
この節は、信仰の確信と保証を示しており、「信仰によってここまで来ました」という歌詞に関連しています。
この賛美歌は、信仰の力と神の信頼性を強調しています。歌詞は、信仰によりこれまでの道のりを進んできたこと、そして神の御言葉に対する信頼がいかに揺るぎないものであるかを表現しています。特に、「主は一度も私たちを見捨てたことがありません」というフレーズは、神の忠実さと信頼性を強調しています。また、「振り返ることはできません」は、過去を振り返ることなく、信仰の道を進み続ける決意を示しています。信者にとって、神の存在と導きは絶対的なものであり、信仰を持ち続けることの重要性を伝えています。

投稿者
kingbee33@gmail.com
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