これからゴスペルを始めるあなたへ
これからゴスペルを始めるあなたへ
ゴスペル。日本では映画「天使にラブソングを」で1990年代に大ブームを起こしました。心に響くメロディと、感動を呼ぶ歌詞が特徴的です。初心者の方に向けて、ゴスペルに触れることの素晴らしさ、その魅力や楽しみ方をご紹介します。音楽があなたの人生に新しい風を吹き込む、その一歩を踏み出す準備を一緒にしましょう。
1. 始める前に知っておくべきこと
ゴスペルを始める前に、いくつか知っておくべきことがあります。まず、ゴスペルはアメリカ発祥のキリスト教音楽で、個人またはコーラスでのパワフルな歌唱が特徴です。楽曲には、信仰を賛美する内容が多く、感情を大きく表現することが求められることがあります。
また、ブラック・ゴスペル(黒人教会で歌われるゴスペル)には特有のリズムやハーモニーがありますし、ヒルソングやワーシップ(主に白人教会で歌われるもの)などはカントリーやロックから影響を受けた特徴があります。それぞれに重点を置いた多様なスタイルと魅力があるので、自分に合った表現を見つけることが重要です。忘れてはいけないのが、ゴスペルはコミュニティとつながるための音楽であるということ。共に歌い、感じ合う喜びを味わうことで、その深い魅力を理解するきっかけになります。
2. 初心者がつまずきやすいポイント
初めてゴスペルに挑戦するとき、ハードルと感じるつまずきやすい点がいくつかあります。一つ目は、まず歌詞はほとんどが「英語」である点。特にゴスペルは聖書の中の「聖句」を引用している歌詞が非常に多いため、これまで英語を学習した人でも初めて耳にする単語があったり、キリスト教の解釈を少し頭に入れなければ意味が分からないことがあったりします。でも3カ月もやってれば誰でも慣れてきますので大丈夫です。
二つ目ですが、ゴスペルではハーモニーというものの理解が欠かせません。音楽理論というよりは、ハモリの感覚をきっちりと自分のものにする必要があります。特に高齢の男性の方はピアノに合わせて同じ音を歌うということが苦手な人が多いです。これはやはりピアノの音質と男性の声質がかみ合いにくいことが原因だと思われますが、最終的にはそれができずに主メロやソプラノのオクターブ下ばかり歌う人はアンサンブルの場では居場所がなくなります。そうなる前に練習を怠らずに、技術向上にも努力をする必要があります。
最後に、単独で練習に励んでも、ゴスペルは集団でのハーモニーが鍵なので、一緒に歌える仲間を見つけ、共に成長していくことが大切です。
3. 最初の一歩を踏み出す勇気
ゴスペルをスタートする際には、始めの一歩を踏み出す勇気が必要です。不安や恐れを感じるかもしれませんが、まずは一歩を踏み出すことが大切です。わたしたち「オフィスノイズ」には、様々なコンセプト別の小規模~中規模の教室をご用意しています。例えば「初心者向け」に特化したものであったり、「ちょっと本気でやってみたい大人向け」であったり、「親子で歌えるゴスペル」、「ソロ・ヴォーカルに特化した教室」など・・・。すべてが最適な人数で細やかなアドバイス、コミュニケーションができるよう作っています。レッスンに顔を出すことで、新たな仲間と出会い、音楽を通じて心を通わせることができるでしょう。
また、ゴスペルは技術だけでなく、心からの表現が求められます。完ぺきを目指すことも大切ですが、人と共有し、共に喜びを分かち合うことのできる音楽なのです。勇気を出して、ゴスペルの世界へ足を踏み入れてみてください。あなた自身の感情を音楽に乗せて、思い切り歌うことが、素晴らしいゴスペルライフの第一歩になるでしょう。
投稿者
kingbee33@gmail.com