第1回目:シカゴの至宝!! Rev. Milton Brunson

BEEのGospel Study
みなさん、こんにちは。Webレッスンをご覧いただきありがとうございます。休講中の間も皆さんと一緒にゴスペルの知識を深めていけたらなと思います。記念すべき第1回目、ちょっと長い動画になりましたが、ゴスペルを歌うならこのグループは絶対知っておいて欲しい!シカゴの宝「Milton Brunson & Thompson Community Singers」をお送りします。

ノリコのおススメ曲はこれ!!
アルバム「Shout」よりその名も「Shout」
1995年発売 Thompson Community Singers 8枚目のアルバムの1曲目に収録されている「Shout」。私はコンピレーションアルバムの「Wow Gospel 1998」でこの曲を知ったんですが、当時は映像を見る手段がVHSしかなく、テレビに噛り付いて飽きるほど見ていました。Wow Gospelシリーズは毎年ブラックゴスペルのトップアーティスト達のヒットソングがぎっしりと詰まったアルバムで、この年も素晴らしい曲が沢山収録されています。Hezekiah Walkerの「Jesus Is My Help」やSounds Of Blacknessの「God Cares」、Kirk Franklinの「Stomp」、John P. KeeやRichard Smallwood、Fred Hammondなどなどとにかく豪華。Bee校長の選曲好きだわ~と思っているアナタ!Wowシリーズ’98~2002くらいをぜひチェックしてみてください。
さて話を戻してShoutですが、Satimyでは2014年に京都新風館で歌いました。ライブ中に西日が客席からステージへとどんどん差し込んできて、あれよあれよという間に日影が消えてしまい、お客さんも出演者もみんな強烈な日差しにさらされてしまったんですよね(;’∀’)。「新風館=暑い!」になっちゃったけど、クワイアの声が空に広がり、とけていくあの感覚は、今までのライブでも5本の指に入る心地良さだったな~と個人的には思っています。
くり返し出てくる歌詞「I’m glad、私は幸せだよ」を聴きながら思いました。
「神様は必要な時に必要な人のもとへ必要な言葉を届けられる」 と。
いつもと同じように目が覚め、いつもと同じように仕事に行き、友達や家族とおしゃべりする・・・そんなありふれた一日が叶わなくなってしまった今こそ「I’m glad」と声に出してみてごらん、そう神様が教えてくれているのかもしれないですね。
Shoutのパート音源です♪
原曲はこちら♪
別バージョン!!
何かのテレビ番組に出た時かな?こっちもめっちゃかっこいいです!
- He’ll Make It Alright(1984年『Miracle Live』収録)
- Great Things(1987年『If I Be Lifted』収録)
- I’m Available To You(1988年『Available To You』収録 )
- Shout(1995年『Shout』収録 )
- It’s Gonna Rain(1998年『50 Blessed Years』収録)
こう見ると曲数はそんなに多くないけど、どれも濃厚ですね~~!!
「He’ll make it alright」は、今のレパートリーで言うとLong As I Got king JesusやHow I Got Is Overのように裏拍で手拍子する曲で、「ンパンパもの」って呼ばれています。それがすっごい速いテンポの曲なので、裏と表がひっくり返る人続出(私もですが(;’∀’))、手なんて真っ赤赤(タンバリン隊は真っ青)ですよ。2020年のレパートリーにも入れようかという案も出ていたんですが、まだまだ皆に知ってもらいたい曲が山ほどあるとのことで選考から外れました。もしかしてホッとした人いる?
「I’m Available To You」は、ゴスペルを歌うならこれはもう絶対知っておいてほしい1曲です。「神様、私はもう満たされています。あなたからいただいた目や耳、手、声すべてをお返しします。どうかあなたの為に用いてください」というメッセージが込められた名曲です。サティマイでもレパートリーとして開校当初からずっと歌い続けています。直ちゃん先生がこの曲に対する思いを書いてくれましたので紹介します。
I’m Available To You / 伊丹直子
実はこの曲に出会った当初、神様のことに興味を持っていない私はサビの歌詞に全然共感が持てませんでした。「ただみんなで歌うのが楽しい」そんな気持ちで、歌詞の内容にはそれほど関心がなかったと思います。 Use me Lord ~初めてゴスペルの歌詞と神様のことを意識した瞬間だったような気がします。残念ながら、「どうして自分の手足を神様に返してしかも使ってもらわなあかんのやろ?」って、、、拒む気持ちを感じたのですが、、、。 けれど、時が経って、改めて真正面からこの曲と向き合った時に、信じられないくらいすんなりと歌詞が自分の中に入ってきました。 「自分にはできるとこに限りがあって、目の前で苦しんでいる人を助ける術をもたない時がある。でも、与えられたものを全て神様に返したら、神様の手足となって救いが与えられるんじゃないか?」って。
You gave me my hands to reach out to man
あなたは私に手を与えてくれた、それは困っている人に差し伸べるため
To show him Your love and Your perfect plan
あなたの愛と完全な計画を知らせるために
You gave me my ears, I can hear Your voice so clear
あなたは私に耳を与えてくれた、それはあなたの声をしっかりと聴くことができるように
I can hear the cries of sinners, but cannot wipe away their tears
私には罪びとたちの叫びが聞こえる、だけどその涙をぬぐってあげることはできない
だからこの歌を歌うときにいつもこの一番の歌詞に祈りを込めて歌っています。 私はゴスペルによって満たされました。あなたが与えて下さったこの手も声も目も耳もどうぞ全てお返ししますから、どこかで傷ついている人をあなたが救ってあげてください。」 コロナで自分や周りのこれからへの不安で、心をガチガチに固くして必死になって、どうにもならない状況を嘆いていたけれども、私はそもそも既にゴスペルによって心が満たされてたんだという事を、今、思い出して涙が溢れます。どんな状況でも心が満たされているって気づいたら幸せな気持ちになれますね。
「It’s Gonna Rain」も度々課題曲になっています。この曲はソプラノからベースまで4声に分かれていて、パートの掛け合いから始まります。初めてIt’s Gonna Rainに挑戦した時は男性メンバーがほとんどおらず、女性テナーに無理やりベースを歌ってもらい撃沈・・・・。今は女性にも大人気のテナーパートですが、当時はテナー自体そんなに人数もいなかったんですね。その後しばらく何となく封印してましたが、最近またレパートリーに入るようになって、記憶に新しいところだと2016年の大阪城野外音楽堂でしょうか。 旧約聖書の「ノアの箱舟」が引用された、ストーリー性のある楽しいナンバーです。
こちらはAndrae Crouchが歌うその名も同じく「It’s Gonna Rain」♪Funky~♪(1980年リリース)
からの~、またまたMilton Brunson♪(1993年リリース)
忘れちゃいませんよ~。最後は「Great Things」!この曲は多分1回しかサティマイで歌っていないと思います。2014年のクレオ大阪だったかな?私の「サティマイで絶対また歌いたい曲リスト」に入っています!!まずはイントロから、ローブを左右にゆらゆら〜とさせながら心地良い揺れで相手は油断させてきますが、気を抜いてはダメですよ~。まったりできるのは最初だけ。三言目には「What a!!」とかっちょいいキメで不意打ちしてきますからね。
酔いそうな映像しか見つけられませんでしたが、2:02に出てくる一発目の「Oh,」は鳥肌もんです!!

投稿者
kingbee33@gmail.com