Bee考欄/2019.1.24
脳梗塞・・・その後(マヒ&痛み系)
脳梗塞になったのは去年の4月末。朝突然にろれつが回らなくなりました。
でも退院当初はマヒの自覚症状はあまり無くて、舌の左付け根の感覚がなくなったくらい。普通にしゃべったら「ラ・リ・ル・レ・ロ」は今でもちゃんと言えませんが、顔の右半分だけでしゃべるという感覚を使えば、きっと誰にもマヒがあることはわからないでしょう。
入院して3日目くらいに両肩(特に左肩)に痛みが走るようになってきました。3年前にやった50肩が再発した感じでした。朝起きるとものすごく激痛です。ひどい時には夜中に5回くらい目が覚めます。50肩に強い鍼灸院や整骨院に何件も行きましたがあまり良くならなくて、もう一度MRIやら精密検査をしてみたら、これは50肩ではなく脳梗塞の後遺症で筋肉が硬直している痛みだと言われました。いまはそちらの治療でリハビリ療法に変えたので日に日によくなってる気がします。
脳梗塞・・・その後(脳の不具合系)
とにかく一番めんどくさいのはすぐに眠くなってしまうこと。大体4時間くらいに1回、1時間ほどの仮眠を取らないとあくびが止まらなくなります。これ自体が後遺症なのか、肩の痛みで夜に眠れてないのかはわかりません。
次に長い文章が書けなかったことかな?退院してしばらくの間は短い文章もダメでした。集中力が持たないというか、途中で本当に何を書いているのかが読み返してもわからなくなる。書く力というよりは「読解力」がなくなった感じでした。でも今はほぼこの部分に関しては完治したかもしれません。
あとは感情のコントロールがまだ不安定です。心の中ではそんなに怒ってないのに、口調がきつくなったり実際に怒りが沸点に達する状態になります。ワナワナするし、たぶん本当にムカついてるんです。でも、ほとんどのケースで何に怒っているのかよくわからない場合が多いんです。こないだも奥さんと仕事のことで喧嘩しましたが、心の中では奥さんへの怒りはまったくありません。この不思議な状態は次の項につながります。
それは「妄想」と「現実」の区別がつかなくなる場合があるということ。
まだ何もされていないのに、ネガティブな妄想が働きだすとすでにその被害にあったような感情が沸き起こり不快感をリアルに感じます。妄想の出来事なのにそこに出てくる登場人物のことを本当に嫌いになりかけます。
良かった?こと・・・
物事って何でもそうですですけど、マイナス面を感じる出来事のほとんどはプラスの面も備わっています。ただマイナスの対処に追われてる間は気づかないだけで、人生ってあとでよくよく考えれば、大変だったけどあの時にあの出来事が起こってなかったらもっと大変なことになってたかもしれない・・てことだらけです。
まず今回のマヒの度合いがほぼ日常生活には影響が出ない程度で済んだこと。
舌の付け根には明らかに動かない部分があります。左手の痛みや痺れもあるにはありますが、リハビリを根気よくやることで硬直はほぐすことができるし、痛いだけで動かないわけではありません。お医者さんにも言われたけど梗塞の起こった場所が少しでもずれてたらこの程度では済まなかったとのこと。
一日50本以上吸っていたタバコもきれいさっぱりやめれたし、リハビリのためにプールにも行くようになりました。ただダイエットのためだったらまだプールには行けてなかったと思います。リハビリっていう名目は運動に向き合う僕の気持ちも明らかに素直にしてくれています。
何かを楽しみにする気持ちを持つ
今後のことはどうなるかわかりません。一緒に入院してたおっちゃんたちもほとんどが2回目、3回目の人で気を付けてたけどまたなったって言ってました。でも気を付けてなかったら大出血で生きてなかったと思うとも言ってました。
「死」を意識する病気になったから思うんですけど、絶対に物事は強く前向きに、そして楽観的にとらえるほうがいいと思います。逆の意見をお持ちの人も多いとは思いますが、僕はこれからの人生をその方向に舵取りします。
「楽観的」というのは「都合よく捉えてなるようになる」ということではありません。「たばこをやめたからきっと良い」「ごはんもコントロールしてるからきっと良い」「プールも絶対いいに決まってる」という風に、いまやってることは必ず良い結果につながるという「確信」を持つ生き方をするということです。
どうせ誰でも死ぬんやから、最後の瞬間まで「何かを楽しみにしていたい」。そう思います
投稿者
kingbee33@gmail.com