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詩篇47篇1節を思わせる躍動感あふれるゴスペル・チューン

John P. Keeの「Clap Your Hands」は、1997年に彼のアルバム「Strength」に収録された、力強いゴスペルソングです​​。この曲は、聖書の詩篇47篇1節「すべての民よ、手をたたけ。喜びの声をもって神に向かって叫べ」に触発されており、人々に喜びを広め、どのような状況にあっても神の偉大さを再認識させてくれる強いメッセージが込められています。(僕はこの時期のNEW LIFE COMMUNITY CHOIR のメンバーが一番大好きです。バンドも最高ですね!!)

John P. Kee はダリル・コーリーに導かれてゴスペルの世界に入る前は、サンフランシスコのベイ・エリアでファンク・バンドをやっており Cameo などとも活動を共にしていました。ですので彼の楽曲にはジャズ・ファンクやソウル・ミュージックの影響が強く、曲間にそういった昔のヒット・チューンのキャッチ―なリフなどが盛り込まれています。

この曲ではベニー・ゴルソンのジャズ・スタンダードの名曲「Killer Joe」のイントロが使われています。

無理矢理歌詞解説(和訳)

この歌詞解説は、「こう解釈すべきだ」というようなものではなく、BEE校長が長年の興味として行っている 1行ごとに聖句に照らし合わせてみたら、そこには個別の意味が存在するんじゃないかという「検証」です。 これによりサティマイのメンバーさんが曲を歌う時の「景色」や「色」に繋がればいいなと思い書いています。


  • “When I think of His mercy and His kindness”: ここでは神の慈悲と優しさを思い起こすことが表現されています。これは旧約聖書の詩篇103篇8節、「主はあわれみ深く、恵みに富み、怒ること遅く、慈愛に満ちているという節に関連しています。神の無限の慈悲と恵みを思い起こすことで、信者は感謝の気持ちを深めることができます。
  • “All I wanna do is thank Him”: これは、神への深い感謝の気持ちを示しています。詩篇136篇には、「主に感謝せよ、彼は善である、その慈しみはとこしえに絶えることがない」というテーマが繰り返され、神への感謝を強調しています。
  • “From the rising of the sun To the going down of the same”: この部分は、一日の始まりから終わりまで神を賛美することを意味しています。これは詩篇113篇3節、「日の出る所から日の入る所まで、主の名はほめたたえられるという節に基づいています。
  • “O clap your hands and say Amen”: 「手をたたいてアーメンと言え」というこのフレーズは、詩篇47篇1節に触発されています。「すべての民よ、手をたたけ。喜びの声をもって神に向かって叫べ」という節は、神への賛美と喜びの表現を示しています。
  • “Zion let us praise His holy and righteous name”:ザイオン(シオン)は、しばしば聖書で神の民や神の都を象徴するために使われます。この部分は、共同で神の聖なる名を賛美することを奨励しています。詩篇150篇1節「神の聖所で主をほめたたえよ、その力強い天で主をほめたたえよ」という節が、この共同賛美の精神を反映しています。
  • “Worthy lamb is he”: これは、新約聖書の啓示録5章12節にある「ほむべき者は、殺された小羊。力と富と知恵と力と尊厳と栄光と祝福を受けるにふさわしい」という言葉に由来しています。ここでは、イエス・キリストを「ふさわしい小羊」として讃えています。
  • “Oh, oh let us all proclaim He shall come again”: この部分は、イエス・キリストの再臨を信じ、それを告げることを意味しています。新約聖書の使徒行伝1章11節には、「このイエスが、あなたがたから天に上げられたのと同じように再び来る」との記述があります。
  • “And I shall be ready, oh Clap your hands and say Amen”: ここでは、キリストの再臨に備える信者の心構えと、神への喜びの表現を示しています。詩篇47篇1節「すべての民よ、手をたたけ。喜びの声をもって神に向かって叫べ」という節が再び参照されています。
  • “If you’ve been delivered Clap your hands”: 「救われたなら手をたたけ」というこのフレーズは、神による救済や解放を経験した人々がその喜びを表現することを示しています。旧約聖書の出エジプト記15章には、イスラエルの民がエジプトからの解放を神に感謝して讃える歌が記されており、この精神が反映されています。
  • “Sho’nuff delivered Praise his name”: 「確かに救われた、彼の名を讃えよ」という部分は、神による確かな救いと、その救いに応える賛美を表しています。詩篇107篇には、神による救済と解放のために神を賛美する多くの例が記されており、この歌詞はそのテーマに沿っています。

投稿者

kingbee33@gmail.com

Satisfy My Soul(略してサティマイ)です。私達は2006年結成、関西(大阪/ 神戸/ 京都)、関東(東京)、中部(名古屋栄)、九州(福岡博多)の4拠点で活動するゴスペル教室です。 コンセプトは「大人の部活」歌い方を教えてもらうだけでなく「自分がどう歌いたいのか?」自分の力で少しずつ掘り下げていきます。 大人になった今だからこそ夢中になれるものが欲しい!!そう思うあなたにぴったりのゴスペルスクールです。 ♪サティマイとは?→プロフィール ♪講師紹介→講師プロフィール ♪無料体験レッスン→申し込みフォーム ♪お問い合わせはこちら ♪お電話でのお問い合わせは→0120-949-386

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