50の手習い~自分へのご褒美

徒然日記

「50の手習い」という言葉があります。

僕も早いもので来年は53歳になります。若いころは何かを学んだり、資格を取るために勉強しましたが、これらはすべて「将来何かの役に立つだろう」という、これから先の長く続く人生を見据えての準備みたいなものでした。

これまでの人生が50年。残りの人生を平均まで生きられるとしたら30年近くあるわけですが、若いころに見た未来は「いつか」というもので時間的な距離感もありませんでした。でもこれからの30年はすでに始まっています。いまこの瞬間もそうです。

僕の場合は50歳を越えても何かを学びたいという意欲は失われていません。

だけど、これから学ぶことは、「いつか役立つためのもの」ではなく、「今の自分の時間をより良くしたい」もしくは「誰かのために役立つため」に経験しておきたいものです。

よくゴスペルの体験レッスンに申し込まれる方で、「50歳越えてますけど大丈夫でしょうか?」という質問を添えて来られる方がいますが、ウチの場合はほかのゴスペル団体が会社帰りの20代、30代くらいのOLさんが多いのに比べると、どっちかといえば子育てを終え、いままで持ちたくても持てなかった自分の時間をやっと持てるようになった主婦の方が非常に多いです。

先日も1泊2日で合宿を行いましたが、うちで一番合宿を楽しみにしてくださっているのがこの世代です。「わたしの失われた20年を取り戻す!!」みたいな気迫を感じます。(笑)

まあ昔の「50の手習い」は、平均寿命も短かったころの言葉です。「人生50年」という時代もあったわけですから、いわば死を目前としながらも学ぶ姿勢みたいなもので、そう考えればいまの「50の手習い」は、「自分らしく生きる」ことのスタートとしては十分すぎる時間がありそうですね。

前に一度、テレビで尺八の教室を特集していました。先生は88歳だったかな?生徒さんは68歳くらい。先生は68歳のお弟子さんを「まだまだ小僧ですわ」と笑っておられました。ちなみにその生徒さんは大きな会社の役員さんなんだそうです。でもコテンパンにダメ出しされてましたし、またそれをとてもうれしそうにされていました。

そのお弟子さんの言葉が素敵でした。「私は会社では誰もが頭を下げる存在です。面と向かってダメ出しされることなど、ここ10年誰からもありません。だからこそ、ここに来て先生に怒られることがとても新鮮です。また、一生懸命練習して褒められたり級が上がったりすることも喜びです。シニアになっても、練習したことで何かが少しうまくなったり褒められることは、子供のころと同じように嬉しいものです!!いまの自分にとってはこれが何よりもご褒美です!!!」

僕も身体の節々の痛みを楽しみながら、今日もチャレンジします!!!ご褒美欲しいもんね!!!

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