魅力的な歌声を考えてみよう 4
2. 音色を整える基礎トレーニング
魅力的な歌声の重要な要素のひとつが、「音色(おんしょく)」です。
音色とは、単なる「声質」のことではなく、声の中に含まれる響き・深さ・明るさ・柔らかさなど、総合的な“音の質感”を指します。
プロのシンガーや魅力的な歌声を持つ人たちは、ただ高い声が出る、音程が正確である、というだけでなく、その声の音色が耳に心地よく、印象に残るのです。
音色は、生まれつきの声帯構造だけで決まるものではありません。
発声方法・呼吸・共鳴・姿勢などの調整によって、誰でも改善・強化が可能です。
それでは、音色を整えるために欠かせない3つの基礎トレーニングを見ていきましょう。
2-1. 声帯と共鳴の仕組みを知ろう
音色の改善において第一歩となるのは、**「声の鳴り方」と「響き方」**の仕組みを理解することです。
これは多くのアメリカのボーカルスクール(例:VoiceLessons.com や Dr. Dan’s Voice Essentials)でも最初に扱われる内容です。
🔸 声帯は「弦」、体は「楽器のボディ」
人の声は、声帯(vocal cords)という2枚の筋肉が空気の圧力で振動することで生まれます。
声帯だけで出た声は、実はとても小さな音で、私たちが「声」として認識している音は、その後に体の中で反響して増幅された音なのです。
この「反響・増幅」が行われる空間が、**共鳴腔(resonators)**と呼ばれる部分で、主に以下の3ヶ所があります:
| 共鳴腔 | 位置 | 特徴 |
|---|---|---|
| 胸腔共鳴 | 胸の中 | 暖かくて低く太い響きが得られる |
| 咽頭共鳴 | 喉〜口の奥 | 声の厚み・パワーが出る |
| 鼻腔共鳴 | 鼻の奥〜顔の前面 | 明るく、クリアな音色が出やすい |
プロの歌手はこれらの共鳴を意識的に使い分けて、歌声に深みや透明感を加えているのです。
🔸 あなたの声はどこで鳴っている?
初心者の多くは、声が喉だけで鳴ってしまい、浅く、硬く、疲れやすい声になりがちです。
そこで大切なのが、「共鳴のポイント」を変えていくことです。
たとえば以下のような感覚練習が効果的です:
- 胸を手で押さえながら「うーん」と低く声を出してみる → 胸腔共鳴
- 鼻の頭や顔の前に響きを感じるように「ん〜」と発声 → 鼻腔共鳴
- あくびをするように喉を開けて発声 → 咽頭共鳴が深まる
これらの練習を通じて、**「自分の声の響きを感じ取る感覚」**を身につけることが音色改善の第一歩です。
🔸 アメリカのボーカルレッスンでは「共鳴」が命
アメリカの人気ボーカルトレーナーであるBrett Manning(『Singing Success』の著者)は、「共鳴の意識がない歌は、どれだけ音程が正確でも“届かない声”になる」と指摘しています。
特に彼のメソッドでは、以下のような声のチェックリストを使い、生徒自身が自分の響きをモニタリングできるようにしています:
- 声が鼻にこもっていないか?
- 頭の中で響きが広がっているか?
- 喉に力が入りすぎていないか?
日本の音楽教育ではあまり扱われない「共鳴」の概念ですが、海外では音色の質=共鳴の質と捉えられています。
✅ まとめ:音色を変える第一歩は“共鳴”を理解すること
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 声帯で音が作られる | 空気で声帯が振動し音になる |
| 体の共鳴腔で音が響く | 胸・咽頭・鼻の空間がスピーカー代わりになる |
| 共鳴の場所で音色が変化する | どこを使うかで「明るさ」「太さ」「柔らかさ」が変わる |
| 練習で共鳴ポイントを調整できる | 自分の“響き”を感じる練習が重要 |
これらを意識しながら声を出すだけでも、声の響きが劇的に変わるのを実感できるでしょう。
次のセクションでは、その「響き」を最大限に引き出すためのウォームアップの方法を紹介します。
👉【次】「2-2. ウォームアップの重要性と効果的な方法」へ続きます。
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