魅力的な歌声を考えてみよう 2
1-2. プロの歌声と初心者の違い
魅力的な歌声の話になると、どうしても「プロだから特別なんじゃないの?」という声が聞こえてきます。しかし実際には、プロと初心者の違いは、才能よりも習慣と意識の差にあると言われています。
ここでは、アメリカのプロのボーカリストや音楽教育機関の見解をもとに、両者の違いを明確にしてみましょう。
🔸1.「無意識の制御」ができるかどうか
初心者が歌うとき、多くは「ちゃんと歌おう」「外さないようにしよう」と意識でコントロールしようとします。
一方で、プロはこうした基本的な要素が無意識レベルで処理できるようになっているのです。
たとえば、プロは次のようなことを同時に処理しています:
- 息のコントロール
- 音程の調整
- 声量の変化
- 感情表現の付加
- 観客とのアイコンタクト
これを初心者がすべて一度に意識するのは難しいですが、プロは反復練習によって身体に染み込ませているため、自然にできるのです。
🔸2. 音の「つなぎ方」が違う
初心者は、音を「一音一音で追ってしまう」傾向があります。つまり、歌う際にメロディが点で構成されてしまうのです。
しかしプロの歌声は、音と音がなめらかにつながり、流れるような印象を与えます。
これは「レガート(legato)」という技術によるもので、クラシックやジャズ、R&Bなどさまざまなジャンルで重視される表現法です。
音をなめらかにつなぐことで、声がまるで楽器のように響くようになるのです。
🔸3. 声の「ニュアンス」の幅が広い
プロのボーカリストは、一曲の中でさまざまな表情を声にのせています。
例えば:
- やさしい声(ファルセット)
- 力強い声(ベルトボイス)
- ささやくような声
- 感情を抑えた声から、爆発するようなクライマックス
こうした**「声の表情」**を自在に切り替える力が、プロの大きな魅力です。
初心者は一つの声質で歌いがちですが、魅力的な歌声には、**ダイナミックレンジ(音の強弱・感情の幅)**が不可欠です。
🔸4. 自分の声を知っている
意外と見落としがちですが、プロは「自分の声の限界と魅力」を正確に把握しています。
高音が得意な人、低音に深みがある人、ハスキーな音色が魅力の人など、自分の「売り」を理解して、それを最大限に生かしているのです。
一方で初心者は、他人の声をまねようとしすぎて、自分の声のポテンシャルを活かしきれていないことが多いです。
🔸5. 聴き手を意識している
最後に大きな違いとして挙げられるのが、「誰に向けて歌っているか」という意識です。
プロは必ず「聴き手」の存在を念頭に置き、「このフレーズで何を伝えたいか?」という目的を持って歌っています。
初心者の多くは「うまく歌うこと」に意識が集中してしまいがちですが、「伝える」ことにシフトした瞬間に、声が変わることも少なくありません。

✅ プロと初心者の違いまとめ
| 要素 | プロ | 初心者 |
|---|---|---|
| 制御のレベル | 無意識に安定した制御が可能 | 意識的に一つひとつ確認しながら |
| 音のつなぎ方 | スムーズなレガート | 一音一音が切れて聞こえる |
| 声の表現力 | ニュアンス・表情が豊か | 単一の声質で平坦になりやすい |
| 自己理解 | 自分の声の魅力を把握 | 他人の声に引っ張られがち |
| 聴き手意識 | 聴き手への伝達を意識 | 自分本位な表現になりがち |
つまり、プロの歌声が魅力的に聞こえるのは、**「特別な才能」よりも「訓練されたスキルと意識」**の積み重ねによるもの。
これは裏を返せば、初心者でも同じようなステップを踏めば、確実に魅力的な声へと近づけるということです。
次のセクションでは、そんな「魅力的な歌声」が技術だけでは決まらない理由について掘り下げていきます。
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