ピリピ人への手紙 4章6~7節(口語訳)

すべてを神様に打ち明けて、そしてすべてをゆだねる
📖 ピリピ人への手紙 4章6~7節(口語訳)
6 何事も思い煩うことなく、ただ、あらゆる場合に、感謝をもって祈りと願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。
7 そうすれば、人知では測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守るであろう。
🔹 解説とメッセージ
この聖句は、「思い煩い(不安)を手放し、祈りと感謝をもって神に委ねる」 ことの大切さを教えています。そして、その結果として**「人知を超えた神の平安」** が与えられることを約束しています。
🔸 1. 「何事も思い煩うことなく」
- 「思い煩う」 とは、心配や恐れにとらわれることです。
- 私たちは仕事、人間関係、健康、お金、将来のことなど、多くのことを心配しがちです。
- しかし、聖書は「何事も」心配するな と言っています。これは「無責任になれ」という意味ではなく、「心配を神に委ねなさい」 という勧めです。
🔹 イエスの教え(マタイ6:25-34)
- 「何を食べようか、何を着ようかと思い煩うな」(マタイ6:31)。
- 「あなたがたの天の父は、これらが必要であることをご存じである」(マタイ6:32)。
👉 神は私たちの必要を知っておられるので、心配するよりも神に信頼することが大切です。
🔸 2. 「感謝をもって祈りと願いをささげる」
- ただ願うだけでなく、「感謝をもって」 祈ることが強調されています。
- それは、神がすでに私たちを守り、導いておられることを信じる信仰の姿勢です。
🔹 感謝をもって祈るとは?
✅ 「神様、まだ解決していないけれど、あなたが最善をなしてくださると信じます。」
✅ 「私は今、試練の中にいますが、この中でも神の御手が働いていることを感謝します。」
🙏 このような祈りは、単なる願いではなく、神への信頼の表れです。
🔸 3. 「人知では測り知ることのできない神の平安」
- 私たちが祈るとき、神は**「すぐに問題を解決する」** とは言われていません。
- しかし、「神の平安」 が私たちの心を守ると約束されています。
🔹 「神の平安」とは?
- 外側の状況が変わらなくても、内側に深い安心が与えられること。
- 神が共にいてくださるという確信からくる、揺るがない心の状態。
- これは、人間の知識や論理では説明できないものです。
🔹 聖書の例:嵐の中のイエス(マルコ4:35-41)
- イエスが舟の中で眠っていたとき、弟子たちは嵐を見て恐れました。
- しかし、イエスは嵐を静め、「なぜ怖がるのか? まだ信仰がないのか?」(マルコ4:40)と言われました。
👉 神の平安は、嵐がなくなることではなく、嵐の中でも心が穏やかでいられることです。
🔸 4. 「あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守る」
- 「心」 は私たちの感情、「思い」 は私たちの考え方を指します。
- 神の平安は、私たちの感情や思考が不安や恐れに支配されるのを防ぎます。
- これは、キリストにある人だけが受けられる特別な祝福です。
🔹 現代の適用
✅ 忙しくて不安が募るとき → まず手を止めて祈り、神に委ねる。
✅ 眠れないほど心配なとき → 「神の平安が私を守ってくださる」と告白する。
✅ 問題の解決が見えないとき → 祈りの中で神に感謝し、信頼し続ける。
🔹 この聖句から学べること
✅ ① どんな状況でも神に委ねる
👉 「何事も思い煩うことなく」 祈りと願いをささげる。
✅ ② 感謝をもって祈る
👉 まだ解決していなくても、神の御手が働いていることを信じて感謝する。
✅ ③ 神の平安を受け取る
👉 祈った後は、神が最善をしてくださると信じて心配を手放す。
✨ 実生活への適用
- 毎日の生活で、心配する前に祈る習慣をつける
- 「神様、私はこの問題について悩んでいます。でも、あなたに委ねます。」と祈る。
- 不安を感じたとき、すぐに感謝の祈りをする
- 例:「神様、私は今不安ですが、あなたが最善をしてくださると信じます。」
- 神の平安を受け取ると決める
- 祈った後も、心配を手放し、神の平安を信じる姿勢を持つ。
💡 まとめ
ピリピ4:6-7は、心配を神に委ね、祈りと感謝をもって生きることの大切さを教えています。
神の平安は、問題が解決するかどうかではなく、どんな状況の中でも揺るがない心を持つことです。
あなたも、今日から「思い煩うことなく、感謝をもって祈る」ことを実践し、神の平安 を受け取ってみませんか?😊✨

投稿者
kingbee33@gmail.com