神戸アート林間学校


「うまくいかないラボ」

7月29日(日)神戸元町にある「海外移住と文化の交流センター」で行われた第17回アート林間学校 うまくいかないラボ というイベントに参加し、初めてゴスペルに触れる参加者の皆さんにワークショップ&ミニ・コンサートを体験していただきました。

海外移住と文化の交流センターとは?

1920年代に作られた国立移民収容所が時代を経て海外移住教養所、外務省神戸移住斡旋所、神戸移住センターと名称変更しました。1920年代に始まった日本人の南米、とくにブラジルへの移住の拠点であり、玄関にはブラジル移民発祥の地という碑があります。

廊下などは天井が低く配管がむき出しで通っており、船内に似せて設計することで長い船旅に少しでも慣れておけるようにという配慮がされているそうです。

1970年代の高度成長期に最後の移民船「ぶらじる丸」を見送って、神戸移住センターはその役目を終えましたが、その後日系ブラジル人の方による永久保存の陳情活動などがあり、現在は神戸市から委託を受けたNPO法人「芸術と計画会議(C.A.P)」によるアートスペースとして「希望と未知への船出の広場」「多文化との共生の広場」「芸術を生かした創生の広場」という3つの機能を持つ交流センターとして運営されています。

ゴスペル初体験の人にむけて

僕たちがレッスンでの無料体験の方がおられるときや、コンサートなどでいつも強く意識していること。それは「この人にとって今日が初めてゴスペルに触れる日」だということです。

具体的にどうだったかがはっきりしなくても、漠然としたものでいいので「あ~ゴスペルって楽しかったなあ」みたいなイメージを持って帰ってもらえるかどうかは、僕たちが心からゴスペルが大好きであることをしっかり伝えられるかどうかだと思います。

初めての人がワークショップに来られるときは歌唱指導や技術指導ではなく、ゴスペルがどれだけ楽しいかを伝えたいと思っています。

テーマは「自分の声を好きになる」

「あなたは自分の声が好きですか?」

この質問をいきなりぶつけるとたいていの人は首をかしげます。

これは「わからない」という仕草であって決して嫌いというわけではありません。稀に過去に声のことで冷やかされたり嫌な思い出があってはっきり嫌いだという人もいますが、ほとんどの人は「わからない」のです。

これは僕の理屈ですけど、本人が好きか嫌いかなんて決めるのは本人だけなのですから、勝手に決めちゃっていいんじゃないでしょうか?

「自分の声が好きか?嫌いか?」

一生死ぬまで使う自分の声なのですから、どちらの気分で付き合うのが気持ちよいか・・?当然「好き」の方が心地よいし毎日楽しいはずですよね。誰かと比べても仕方ないのです。あなたの声は大きな手術でもしない限りはそんなに大きく声質が変わることはないのですから。

不思議なもので、好きだと思って試行錯誤していると今まで気づかなかった新しい魅力に気づくことができます。逆に「嫌いだ」と思って歌っていると自分の声の嫌なところばかりが気になります。ただそれだけのことなのです。

だれの目も気にせず勝手に好きになる。これだけで歌はうまくなるのです。

実は教える方も「初めて」でした!笑

昨日はゴスペルを歌うのが初めてという方がたくさんおられて緊張されてましたが、実はこちらも何人かは教えるのは初めてというメンバーがいました。

でも見ていて「すごいな~」と思ったのは、確かにゴスペルを人に教えるのは初めてかもしれないけど、うちのメンバーさんは社会に出たらなかなかのキャリアとかスキルをお持ちの方々ばっかりなんです。当然、新人さんに仕事を教えるなんてのは朝飯前なわけで、始まって30分もすれば、もう普段職場とかで見せる「できる先輩」の顔になられてましたし、ほめたりするのも僕なんかよりずっと上手いな~と思ってみていました。

最後は2組に分かれてミニ・コンサート!

ラストは講師の僕たちがオープニング・アクトで2曲歌った後、参加者の方も一緒にミニ・コンサート!

本当に素晴らしい出来で、とても感動しました!台風の心配もあり実際激しい雨も降っていたにもかかわらずご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました。

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