キング牧師の言葉

「最初の一歩を踏み出しなさい。たとえあなたが、階段のすべてが見渡せない場所にいたとしても、ただ目の前の一段を上がりなさい。」

キング牧師の言葉はとても心に響きます。その中でも僕が好きな言葉の一つがこれ。

人種差別撤廃をかかげて彼が市民とともに挑んだ「公民権運動」は、決して平たんな道のりではなく、多くな困難や妨害を乗り越えたうえで成し遂げられました。彼自身も何度も心がくじけそうになったと述懐してますが、そんな時は神に祈り、すべての結果を神に委ね、ただただ自分は目の前の一歩を踏み出すことだけ考えていたそうです。

私たちのゴスペル教室に来られる方のほとんどの方が、たくさんのやるべきことを日常に抱えておられます。お仕事、子育て、家事、家族の介護など、さまざまな事情をお持ちの中、それでも歌を歌いたいという人が集まっています。そのなかには「自分には十分な時間がない」と感じている人も少なくありません。

「歌詞を覚える」+「メロディを覚える」+「歌い込む」

ちょっと大まかですけど、時間がないことを言い訳にしてしまう人は、このすべてをやる時間が取れないから=「出来ない」という考えになりがちで、その結果、歌えないストレスから仕事や家族、そして自分の置かれている環境に不満を持つことになってしまいます。

でも、歌い込む時間は取れなくても歌詞を覚えることはできますし、電車で曲を聴きながらメロディを覚えたり、曲のイメージを作ることも可能です。どっちにしても通らなければいけないプロセスなのですから、どれか一つでも片付ければよいのです。

全体像を見すぎて、良い結果を出すことにこだわりすぎると、その環境が整っていないことばかりが気になってしまいます。

でも僕は心で思っています。「でも時間ができてもやらんやん」「旅行行ったり、飲みに行ったりいっぱいしてるやん!」

これは、「そんなことしてる暇があったら練習しろ!」という意味ではありません。時間があれば旅行も飲み会もやったらいいんです。人付き合いとかも大事ですし、何より息抜きは必要です。

だからこそ、普段の移動や合間の時間に何行かでも歌詞を見たり、メロディを耳に入れておく癖をつけたらいいんだと思います。「これしかできない」と言って投げだすのではなく、「これならできる」というとらえ方をすれば、意外といろんなことが片付くし、その訓練さえしておけば、どんな状況でも常に前に進める自分が出来上がってきます。

キング牧師の崇高な精神と、僕たちの怠惰な日常を並べて書いてしまいましたが、それもアリかな~と思いつつ・・・。

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