自主練習(パート・メロディを覚えよう!)

日本のゴスペル教室では、レッスンのほとんどの時間を「音取り」に費やします。

先生がピアノなどを弾きながら音を一つずつ教えていくレッスンは一見丁寧なように思えますが、人によってはその場で一回聴いただけでほとんどのメロディを覚えることができる人もいれば、何回も何回も重複練習することで時間をかけて覚えるタイプの人もいます。

ゴスペルのレッスンの目的は「音を覚えてもらうこと」ではありません。メロディも歌詞も覚えたうえで、それをいかに自分の感性に結び付けるかが一番難しいことであり、長い時間訓練と試行錯誤が必要なのです。

ですのでSatisfy My Soul では、ツールさえあれば誰でもできる「音取り」などは各自がプライベートの時間にやっていただくようお願いしています。自宅でできる練習は個人の時間にやってもらい、みんなが声を合わせるグループ・レッスンでは、一人ではできないアンサンブルなどの確認をしています。

では実際に、レッスンに出る前にやってきてほしいこととは?

前述した「音取り」です。音取りとはいっても原曲を聴いて自分のパートを自分で取ってもらうわけではありません。各パートの音は「パート音源」という、あらかじめメロディをピアノで弾いたものを配布させていただいてますので、メンバーの皆さんはレッスンに出る前に最低限、自分の歌うべきメロディを覚えてきてください。

「何回聴いても音が頭に入ってこない・・」という悩みを抱える人はたくさんいます。実は私もその一人です。20代、30代の頃は何度か聞いたら勝手に記憶されていたのですが、40代後半、50代になると何度聴いても間違えるようになりました。また、パートCDに合わせたら歌えるのに、みんなと一緒に歌ったらつられて他のパートを歌ってしまうという声もよく聞きます。

じゃあどうすればいいのか?結論としては「自分流」の覚えるコツを見つけることです。

例えば私の場合ですが、パート音源に合わせて1曲をフルサイズで歌うことはやめました。ガイド・メロディがあるとやはり頼ってしまい、いざ無くなると歌えないからです。やるだけ時間の無駄です。私にとっての良い方法は、音楽再生アプリなどを使って短いフレーズを何度かリピートします。その後は膝で拍を打ちながら音源なしのアカペラで歌います。自信がなくなったらもう一度何度か音源を再生し、またアカペラに戻ります。何も頼りにせず、自分の拍子だけで無伴奏で歌えるようになればそのフレーズは忘れません。一つできたら次の行、また次の行に移行します。あくまでこれは私がいま一番信頼できる練習方法です。自分に合った独自の方法を見つければ、練習も楽しくなります。

次に大事なことは「録音」です。音楽のトレーニングの難しいところは、単純に声を出しているだけで気持ちよくなってしまう点です。原曲を聴いてそのように歌ってみても、自分の耳が自分の声になれてしまうとなんだかうまく歌えている錯覚に陥ります。ですのでスタジオなどで歌って携帯アプリで自分の唄を録音したものをあらためて聴くときは、歌い終わってすぐに聴くのではなく、2回くらい原曲の同じ箇所を聴いたうえで、それから自分の歌を再生すればいいと思います。ゾッとすると同時に「こんなはずではない!!」という結果が待っていると思いますが・・。

長くなりましたが、Satisfy My Soul のレッスンは、個人が事前に準備してきたことの成果を確認する場所です。何も準備しないであてずっぽうに歌えばせっかくのアンサンブルが崩れますし、他の人が費やした時間を無駄にします。

ですので、フレキシブル受講システムで「歌い放題」と書いてはいますが、レッスンに参加する以上は事前の準備を必ずやってきてから参加してください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

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